鉄骨階段でのFRP防水階段仕様では、鉄板面が塗装されている場合、直にFRPを塗り込むと、FRPを剥離させてしまいます。

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FRP防水階段仕様での対策1:防水工事/防水材/下地調整/左官/鉄骨階段/不陸調整/剥離/塗膜/FRP防水/ノンスリップ
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FRP防水階段仕様での対策1



鉄骨階段でのFRPライニングでは、ペンキやウレタン防水が塗装されている場合、直にFRPを塗り込むと、被着の素地になるペンキやウレタン塗膜がふやけてFRPを剥離させてしまいます。この様な場合は、予め素地を改質させなければなりません。
写真では、FRPライニングする為の不陸調整(平滑化)を兼ねて、既存の薄い塗膜に厚みを増す事で、FRP下塗りのプライマーと主剤(溶剤)の剥離の影響を抑える目的で、下地調整材を流しています。
踏み板部分は、金ゴテで平滑に仕上げます。
蹴込み部分は、一旦すき取ります。
この後全面(蹴込み部も)カチオンタイト等(樹脂モルタル)を少し緩めに作って、刷毛塗りします。
これで完全に旧塗膜は保護され、FRPライニングが可能となります。これが防水工事の始まりです。
FRPに限らず、ただ上塗りするだけでは半永久と言われるFRPでも半年も持ちません。
(ご注意:これは一つの方法として、限定的な工法でない事をご理解下さい。)



最上段から下へ順にライニングします。
FRPライニングは、最低2層(ガラスマット2枚重ね)です。自動車のバンパーでもボートでもバスタブでも何層も重なって数ミリの厚さになり強度を出しますが、建築では、1層だけの場合もあり、半年も持たない現場も多くあります。建築でもFRPを何層でも積層すれば、対応年数は他の防水工法と同じ様に長持ちするはずです。


この写真でのトップコートの塗り方は、単純に常時歩行可能にする為に、縦半分ずつ塗っています。
FRPライニングが終了し、完全に硬化したら、トップコートを塗布する前に、写真でお分かりの様に、サンダーで全面研磨しています。


最後に、アルミ製ノンスリップの取り付けです。
ここで、注意するのは、取り付けのために必要な、アンカー打ち込みに穴を開けた場合の、処理方法です。 単にアンカーを打ち込んで、ネジ止めしたのでは、防水した意味が全くなくなってしまいます。
アンカーを打ち込む前に、穴にコーキングをして、更に捩じ込む前にアンカーにもコーキングしてからネジ止めする事で、直接的な漏水を防ぎます。

タイル仕上げにする場合は、トップコートは必要なく、上の写真の研磨後に主剤の樹脂に硬化剤2%(多目)を入れて、刷毛やローラーで捨て塗りしながら、硬化しない内に、粗目の硅砂やゴムチップを手撒きします。
手撒きは、コツかいりますが、全面均等に砂を吹き付ける様に撒きます。撒くときは出来るだけ素早く多めに撒いて、樹脂が硬化したら余分な硅砂を後で掃きだします。この後、FRP素地用のタイル接着樹脂モルタルパテでタイルを貼って仕上げます。


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